こんばんは、Midnight HELLOです。
今日は、2021年ベストセラーになったスウェーデンの精神科医アンデシュ・ハンセンさんの著作『スマホ脳』の感想を紹介します。
目次
『スマホ脳』感想まとめ
- 脳の仕組みとスマホのデメリットについて詳細に分かる
- スマホの使い過ぎに警鐘を鳴らしてくれる本
- SNSが脳をハッキングする仕組みが分かる
『スマホ脳』著者紹介
アンデシュ・ハンセン
- 1974年生まれ
- スウェーデンストックホルム出身
- 精神科医
- 名門カロリンスカ医科大学で医学を学びストックホルム商科大学でMBAを取得
『スマホ脳』の概要
『スマホ脳』は、人類の歴史から人間の脳の進化がスマートフォンに適応していないという事実を科学の観点から解き明かした書籍です。
そして脳がスマートフォンに適応していないという事実だけでなく、スマートフォンが睡眠に悪影響を及ぼすことに言及しています。
その他にスマートフォンの長時間使用によってメンタル疾患を引き起こす可能性があることなど、スマートフォンの危険性について解説されています。
著者の出身国であるスウェーデンにおいてもスマートフォンの影響による問題は、日々深刻化しています。
本の最後の部分で、まとめが書かれています。スマートフォンに対してどのように対処すれば良いかが書かれています。
『スマホ脳』の感想詳細
僕は本書を読んで、人間の脳はスマートフォンのような技術の進化に適応していないということを改めて認識しました。
脳が科学技術の進化に適応していない理由は、人間の歴史の中のほとんどが狩猟採集生活に費やされていたためです。
狩猟採集の暮らしの中で生存するための進化の結果が現代の人間です。
人間の脳は、ここ1万年特に変化していないということに衝撃を覚えました。
スマートフォンの悪影響を避けるためには、スマートフォンと一定の距離を置いて、睡眠・メンタルを安定させる必要があると考えます。
そして適切な運動によって、ストレスの軽減を図り、健康を維持すると良いと思います。
しかし生活の必需品となったスマートフォンは、健康に害があるとしても手放せるものではないかもしれません。
私たちはスマートフォンに適応するような脳の進化を待つ前に、スマートフォンの適切な取り扱い方を学ぶ必要があると考えます。
最後に僕が『スマホ脳』の中で特に印象に残った言葉を以下、引用します。
私たちは一度にひとつのことにしか集中できない。複数の作業を同時にこなしていると思っていても、実際にやっていることは作業の間を行ったり来たりしているだけなのだ。
アンデシュ・ハンセン著『スマホ脳』より
スマホを使うとマルチタスクをしがちですが、ひとつのことにしか集中できない脳の特性を理解すれば、スマホの適切な使い方も見つかるかもしれません。
皆さんも『スマホ脳』を読むことで、スマホにハックされがちな生活を見直してみませんか?
それでは、素敵なMidnightを!