こんばんは、Midnight HELLOです。
今日は大河ドラマの主人公にもなり、明治時代の日本経済の礎を築いたと言われる渋沢栄一の生涯と、著書「論語と算盤」について解説した『図解 渋沢栄一と「論語と算盤」』の感想を書きます。
教養として、渋沢栄一や「論語と算盤」について知りたい人におすすめの書籍です。
いつもこのブログで紹介しているビジネス書とはジャンルが異なりますが、渋沢栄一の生き方や「論語と算盤」の考え方は、現代を生きる人にとっても大変参考になると思います。
目次
『図解 渋沢栄一と「論語と算盤」』まとめ
- 渋沢栄一の生涯が分かる
- 渋沢栄一の書いた「論語と算盤」のエッセンスを知ることができる
- 現在の人にも役立つ考え方が書かれている
『図解 渋沢栄一と「論語と算盤」』著者紹介
齋藤孝
- 1960年静岡生まれ
- 東京大学法学部卒業
- 東京大学大学院教育学研究博士課程等を経て、明治大学文学部教授
- 専門は教育学、身体論、コミュニケーション論
- ベストセラー作家、文化人として多くのメディアでも活躍
- これまで『渋沢栄一とフランクリン』(致知出版社)をはじめ、渋沢関連書を精力的に著してきたものの、その偉業と生き方が国民に浸透していない状況を歯がゆく感じていた
- また、彼の肖像が紙幣に刷られる日が来ることを密かに夢見てたという
- そしてとうとう、2024年度から福沢諭吉からバトンを受け取る形で渋沢栄一が新1万円札の肖像になることが決定
- 本書は、そんな英傑の生き方と不朽の名作『論語と算盤』の魅力を、より広く一般に伝えるために図解を多用してまとめた
- 著書に『声を出して読みたい日本語』(草思社文庫)、『雑談力が上がる話し方』(ダイヤモンド社)、『話すチカラ』(ダイヤモンド社、安住紳一郎との共著)、『読書する人だけがたどり着ける場所(SBクリエイティブ)、『頭の良さとは「説明力」だ』(詩想社新書)、『君の10年後を変える言葉』(フォレスト出版)など多数
『図解 渋沢栄一と「論語と算盤」』概要
『図解 渋沢栄一と「論語と算盤」』は、日本の資本主義の父とも呼ばれ新一万円札の肖像になる予定の渋沢栄一の生涯と渋沢栄一の著作「論語と算盤」について、図解を入れて齋藤孝さんが解説した書籍です。
CHAPTER1で渋沢栄一の人生について、CHAPTER2で「論語と算盤」の教えについて解説されています。
そして、CHAPTER3では「論語と算盤」の内容に絡めて、渋沢栄一と関連がある歴史人物についての解説があります。
『図解 渋沢栄一と「論語と算盤」』感想詳細
僕は、これまで渋沢栄一についてあまり知識がありませんでした。
ただ前から気になる歴史的偉人でした。
そして『図解 渋沢栄一と「論語と算盤」』を読んで、渋沢栄一の生涯を知ることができ、改めて偉大なことを成し遂げた人物であることを認識しました。
また「論語と算盤」に書かれている考え方が、今の自分にも役に立つものであるという思いがあります。
渋沢栄一には、「論語」の教えに基づいた倫理観がありました。
倫理観というと、キレイ事や建て前と思う人がいると思います。
しかし、倫理観があることで利己的な考えに陥らず、渋沢栄一のように社会貢献ができると思います。
「論語」の生まれた時期は約2500年前、「論語と算盤」が出版されたのは約100年前と共に古い書物のため、もちろん現代に適していない記述もあるでしょう。
ただ、現代の生き方や仕事の仕方に活かせる部分が必ずあると思います。
本書は、図解で子供にも分かりやすい内容になっている点、「論語と算盤」の入門書としてもおすすめです。
皆さんも『図解 渋沢栄一と「論語と算盤」』を読んで、渋沢栄一の生き方と考え方を学んでみてはいかがでしょうか。
それでは、素敵なMidnightを!