こんばんは、Midnight HELLOです。
今日は2019年にベストセラーになった『FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』の感想を書きたいと思います。
ちなみに僕はこの本を今年買いました。
目次
感想まとめ
- 事実に基づいた世界の見方をできるようになりたい人にオススメ
- 事実を歪めてしまう人間の本能(思い込み)を知ることができる
- 世界に関する質問で正解率がチンパンジーを上回ったのは、わずか10%
- 世界についての教養の基本を身につける本としてオススメ
著者紹介
ハンス・ロスリング
医師、グローバルヘルスの教授。
世界保健機構やユニセフのアドバイザーを務めた。
タイム誌が選ぶ世界で最も影響力の大きな100人に選ばれたことも。
2017年に他界したが人生最後の年は本書の執筆に捧げた。
オーラ・ロスリングとアンナ・ロスリング・ロランド
オーラはハンスの息子、アンナはオーラの妻。
2人がともにハンスが設立したギャップマインダー財団の共同創設者。
本の概要
ファクトフルネスとは事実に基づく世界の見方です。
冒頭のイントロダクションでは、人々が思い込みに基づいて誤解しがちな世界についての13の質問が載っています。
そして本編では、その質問に基づいて人々が誤解に陥る10の本能(思い込み)について書かれています。
10の本能は以下の通りです。
分断本能
『FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』より
ネガティブ本能
直線本能
恐怖本能
過大視本能
パターン化本能
宿命本能
単純化本能
犯人捜し本能
焦り本能
各章の終わり部分で、それぞれの本能(思い込み)に関してファクトフルネスが提案されています。
第11章では、ファクトフルネスを実践するためのルールについて書かれています。
感想詳細
僕はこの本を読んで、人は往々にして事実を誤認する本能(思い込み)があること、学生時代に学んだ知識が現在でも通じると誤解していることが多いことを改めて認識しました。
冒頭のイントロダクションの質問の正解率は3割程度でした。
この本の良い所は、複数の視点もしくは批判的な視点で物事見るための方法が書かれている点です。
テレビやメディアのニュースを鵜呑みにしている人は多いと思いますが、情報が事実に基づいているかどうかの判断(思い込みに気づく)方法がこの本で分かると思います。
個人的には、ネガティブ本能と直線本能が僕の中の思い込みにあると気づくことができました。
今後は、常にアップデートされる情報を正しく取り込み、自身の知識のライブラリをアップデートしたいと考えています。
皆さんも知識をアップデートするためにファクトフルネスを一読されてみてはいかがでしょうか。
それでは、素敵なMidnightを!